成瀬シリーズを読んで滋賀県へ行ってみた|大人こそ読みたい挑戦の物語

本の感想

本の概要

『成瀬は天下を取りにいく』から始まる成瀬シリーズは、宮島未奈氏による青春小説です。

主人公の成瀬あかりは、滋賀県大津市に住む中学生(後に高校生・大学生)で、周囲の常識にとらわれない独特な行動力を持っています。

閉店が決まった西武大津店に毎日通いテレビに映ろうとしたり、M-1グランプリに挑戦したり、誰も思いつかないような目標を掲げて行動したりと、その姿はどこか突飛でありながらも不思議な魅力があります。

物語は派手な事件が起こるわけではありません。しかし、成瀬のまっすぐな生き方や挑戦する姿勢が多くの人の心を動かします。

2024年本屋大賞を受賞したことでも話題となり、近年を代表する人気シリーズの一つとなっています。

シリーズの順番

  1. 成瀬は天下を取りにいく
  2. 成瀬は信じた道をいく

今後もシリーズの続刊が期待されています。

読むべき人

・何か新しいことに挑戦したい人

・最近仕事や日常がマンネリ化している人

・青春小説が好きな人

・滋賀県に興味がある人

・前向きな気持ちになれる本を探している人

個人の感想

この作品は学生だけでなく、むしろ社会人にこそ読んでほしい小説だと思います。

成瀬シリーズの魅力は、一見すると馬鹿げているように見える挑戦を本気で続けることにあります。

普通であれば「そんなことをして何になるの?」と言われそうなことでも、成瀬は周囲の目を気にせず挑戦します。

そして、その挑戦の結果が成功するか失敗するかよりも、「まずやってみる」という姿勢そのものが物語の中心になっています。

社会人になると、失敗するリスクや周囲からの評価を気にして、新しいことへの挑戦を避けるようになります。

私自身もそうです。

学生時代であれば勢いで行動できたことでも、社会人になると損得や合理性を考えてしまいます。

しかし、成瀬を見ていると「まずやってみればいいのではないか」と思わされます。

その姿勢は非常に魅力的です。

また、この作品を読んでいて改めて気づいたことがあります。

学生時代に「面白い人」と言えば、どちらかというとバカなことをする人だったように思います。

しかし社会人になると、面白い人の定義が変わります。

社会人になって出会う本当に面白い人とは、成瀬のように面白い挑戦をしている人です。

起業に挑戦する人。

海外で働く人。

新しい資格取得に挑戦する人。

副業を始める人。

誰もやったことがない企画を実現する人。

そういった人たちは、単に変わっているのではなく、自分にはできないことへ挑戦しているからこそ魅力的に見えます。

私はそうした人たちを尊敬しますし、人としての面白さを感じます。

成瀬の魅力もまさにそこにあります。

特別な才能があるからではなく、行動するから面白いのです。

そして、その姿を見た周囲の人たちも少しずつ変化していきます。

この作品は挑戦することの価値を改めて教えてくれる小説だと思います。

また、このシリーズのもう一つの魅力は滋賀県の存在です。

物語には大津市を中心とした滋賀県の風景や文化が数多く登場します。

実は私自身、この小説を読んだ後に実際に滋賀県を旅行しました。

琵琶湖周辺を散策し、クルージングも楽しみました。

滋賀県は京都や大阪ほど観光地として有名ではありませんが、その分ゆったりとした時間が流れています。

湖畔を眺めながら過ごす時間は非常に心地良く、日々の仕事や忙しさから解放される感覚がありました。

派手な観光地ではありませんが、静かにリフレッシュしたい人には非常におすすめできる場所です。

小説の舞台を実際に訪れることで、成瀬たちが見ていた景色を体感できたのも良い思い出になりました。

読書と旅行を組み合わせる楽しさを教えてくれた作品でもあります。

安く読む方法

成瀬シリーズはAudibleでも配信されています。

テンポが良く読みやすい作品なので、通勤時間や移動時間に聴くのにも向いています。

また、文章量も比較的多くないため、普段あまり読書をしない方でも気軽に楽しめます。

おすすめ度

★★★★★(5/5)

こんな人におすすめ

・何か新しいことに挑戦したい人

・前向きな気持ちになりたい人

・最近刺激が足りないと感じている人

・滋賀県への旅行を考えている人

・読後感の良い小説を探している人

成瀬シリーズは単なる青春小説ではありません。

挑戦することの楽しさや、人としての面白さとは何かを考えさせてくれる作品です。

社会人になってからこそ刺さる一冊だと思います。

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