【安藤忠雄レビュー】『光の教会 安藤忠雄の現場』を読んだ感想|名建築「光の教会」が生まれるまで

建築

まずは今回紹介する書籍です。

『光の教会 安藤忠雄の現場』

建築を学んだ人であれば、一度は憧れる建築家がいます。

それが安藤忠雄さんです。

私自身、建築を学んだ学生時代から安藤忠雄作品に触れ、一級建築士となった現在も様々な建築作品を見てきました。

実際に、

  • 子ども本の森
  • 尾道市立美術館
  • 坂の上の雲ミュージアム

など、多くの安藤忠雄建築を訪れています。

その中でも特に有名な作品が

「光の教会」

です。

今回紹介する『光の教会 安藤忠雄の現場』は、その光の教会がどのようにして誕生したのかを描いた一冊です。

単なる建築作品集ではなく、

建築が完成するまでの苦労や施主との関係、設計者としての考え方まで知ることができる非常に興味深い内容でした。

今回は『光の教会 安藤忠雄の現場』の感想を紹介します。



『光の教会 安藤忠雄の現場』とは

『光の教会 安藤忠雄の現場』は、安藤忠雄氏の代表作である光の教会が完成するまでの過程を描いたノンフィクションです。

一般的な建築書は完成した作品を紹介することが多いですが、本書は違います。

建築家。

施主。

施工者。

それぞれがどのような思いで建築を作り上げたのか。

その舞台裏が詳細に描かれています。

建築関係者だけでなく、建築に興味のある一般の方でも楽しめる内容になっています。


安藤忠雄と光の教会

安藤忠雄氏は、日本を代表する建築家です。

独学で建築を学び、世界的建築家として活躍しています。

その安藤忠雄作品の中でも特に有名なのが

光の教会

です。

大阪府茨木市に建つ小さな教会ですが、

壁に開けられた十字のスリットから差し込む光によって、世界的な名建築として知られています。

建築を学んだ人であれば、一度は写真を見たことがあると言っても過言ではありません。

しかし本書を読むと、

あのシンプルな空間の裏に、どれほど多くの苦労や議論があったのかが分かります。


『光の教会 安藤忠雄の現場』の概要

本書では、

光の教会の計画がスタートしてから完成するまでのプロセスが描かれています。

設計図だけでは見えない、

  • 施主との対話
  • 予算との戦い
  • 現場での判断
  • 建築家としての信念

がリアルに伝わってきます。

建築雑誌や作品集だけでは知ることのできない、

「安藤忠雄の現場」

そのものを見ることができます。


『光の教会 安藤忠雄の現場』を読んだ感想

有名建築家の仕事の進め方が見える

本書で最も面白かったのは、

有名建築家が施主とどのように向き合っているのか

が見えることです。

完成した建築だけを見ると、

天才建築家が自由に設計しているように見えます。

しかし実際はそうではありません。

施主の要望。

予算。

工期。

様々な制約があります。

その中で理想の建築を実現するために調整し続ける姿が描かれています。

設計事務所で働いた経験がある方なら、共感する場面も多いのではないでしょうか。


光の教会がさらに好きになった

私は学生時代から安藤忠雄作品が好きでした。

本書を読むことで、

完成した建築だけではなく、

そこに至るまでの物語も含めて光の教会の魅力なのだと感じました。

背景を知ることで、建築の見え方が変わる。

それが本書の大きな魅力だと思います。


建築を学ぶ人の入門書としてもおすすめ

本書は専門的な設計論だけを語る本ではありません。

むしろ、

建築がどのようにできていくのか

を非常に分かりやすく描いています。

そのため、

  • 建築学生
  • 建築士を目指す人
  • 建築に興味がある人

にもおすすめできます。

建築雑誌よりも読みやすく、小説のような感覚で読み進めることができます。


建築の面白さを再認識した

一級建築士として仕事をしていると、

どうしても図面や工程、コストと向き合う時間が長くなります。

しかし本書を読むと、

建築の本当の面白さは

「人の思いを形にすること」

なのだと改めて感じました。

安藤忠雄氏のようなスケールの大きな建築家にはなれませんが、

建築に対する情熱や信念は学ぶべきものが多いと感じました。


『光の教会 安藤忠雄の現場』がおすすめな人

  • 安藤忠雄が好きな人
  • 光の教会に興味がある人
  • 建築学生
  • 一級建築士・二級建築士
  • 建築業界で働く人
  • 建築を学びたい人
  • 建築ノンフィクションが好きな人

まとめ

『光の教会 安藤忠雄の現場』は、安藤忠雄氏の代表作である光の教会が生まれるまでを描いた名著です。

完成した建築の美しさだけでなく、

施主との対話。

現場での葛藤。

建築家としての信念。

そのすべてを知ることができます。

私自身、建築を学び、一級建築士として働いてきたからこそ非常に共感できる内容でした。

安藤忠雄や光の教会が好きな方はもちろん、建築をこれから学ぶ方にもぜひ読んでほしい一冊です。

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