はじめに
中小企業診断士の二次試験について調べていると、
- 「結局は運ゲー」
- 「何を書けば受かるのかわからない」
- 「手応えがあったのに落ちた」
という声をよく目にします。
私自身も受験当時は同じように感じていました。
なぜなら、二次試験は模範解答が公表されず、試験終了後も自分の答案がどのように評価されたのか分からないからです。
今回は実際の得点開示結果をもとに、
- 中小企業診断士の二次試験は本当に運なのか
- なぜ感触と得点がズレるのか
- 合格確率を上げるために何を勉強すべきか
についてお話しします。
先に結論を言うと、
事例Ⅰ〜Ⅲには運の要素があるものの、事例Ⅳは努力で得点を積み上げやすい科目です。
そのため、私は事例Ⅳを重点的に勉強することをおすすめします。
二次試験が「運ゲー」と言われる理由
二次試験が運と言われる最大の理由は、採点基準が見えないことです。
一次試験であれば自己採点でほぼ合否が分かります。
しかし二次試験では、
- 何点取れたのか分からない
- 模範解答が存在しない
- 予備校ごとに解答が違う
という状況になります。
その結果、
「できたと思ったのに落ちた」
「全然できなかったのに受かった」
ということが実際に起こります。
私も合格発表まで、自分が受かるかどうか全く分かりませんでした。
実際の得点開示結果
私が合格した年の感触と実際の得点は以下の通りです。
| 事例 | 試験後の感触 | 実際の得点 | 差 |
|---|---|---|---|
| 事例Ⅰ | 70点 | 43点 | -27点 |
| 事例Ⅱ | 60点 | 71点 | +11点 |
| 事例Ⅲ | 60点 | 55点 | -5点 |
| 事例Ⅳ | 60点 | 74点 | +14点 |
ご覧の通り、感触と得点は全く一致していません。
特に驚いたのは事例Ⅰです。
試験後は比較的手応えがあり、
「少なくとも60点以上はあるだろう」
と思っていました。
しかし実際の得点は43点でした。
一方で事例Ⅱや事例Ⅳは、
「可もなく不可もなく」
という感覚でしたが、結果は70点超えでした。
この結果を見たとき、
「二次試験は本当に分からないな・・・」
というのが率直な感想でした。
感触と得点がズレる理由
私が感じたのは、事例Ⅰ〜Ⅲは自己採点がほぼ不可能だということです。
受験生は、
- 文字数を埋められた
- 与件文を引用できた
- 設問に答えた
という理由で「できた」と感じます。
しかし採点者が求める視点やキーワードから外れていると、思った以上に得点は伸びません。
逆に、
「普通の回答しか書けなかった」
と思っていても、採点基準に沿っていれば高得点になることがあります。
つまり、
受験生の感触と採点結果は必ずしも一致しない
ということです。
これが二次試験が運ゲーと言われる大きな理由だと思います。
また、自分ができた=他の人もできた,可能性が高く、相対的に点数が伸びない可能性もあります。
私の結論:事例Ⅰ〜Ⅲには運の要素がある
もちろん実力は必要です。
合格者の多くは、
- 与件文を正確に読む
- 設問要求を外さない
- 一貫した解答を書く
という基本を徹底しています。
しかし、
- 出題との相性
- 採点基準との相性
- 与件文の解釈
など、自分でコントロールしきれない部分も存在します。
その意味では、事例Ⅰ〜Ⅲには一定の運要素があると考えています。
合格確率を上げるなら事例Ⅳに集中すべき
一方で事例Ⅳは性質が異なります。
財務・会計の問題は、
- 正解がある
- 計算力が得点に直結する
- 努力が反映されやすい
という特徴があります。
事例Ⅰ〜Ⅲで多少失点しても、事例Ⅳで高得点を取れば十分カバーできます。
実際、私も事例Ⅰで43点という厳しい点数でしたが、事例Ⅱと事例Ⅳで得点を稼いだことで合格できました。
限られた勉強時間の中で合格率を上げたいのであれば、
事例Ⅰ〜Ⅲで80点を目指すより、事例Ⅳで70点以上を安定して取ること
の方が効果的だと思います。
勉強に使用した教材などは以下にまとめています。
(* 私は中小企業診断士の前に、簿記2級も取得していました。)

まとめ
中小企業診断士の二次試験には、確かに運の要素があります。
私自身も、
- 事例Ⅰ:感触70点 → 実際43点
- 事例Ⅳ:感触60点 → 実際74点
という大きなズレを経験しました。
ただし、運だけで合格する試験ではありません。
むしろ重要なのは、
運の影響を受けにくい部分で確実に得点することです。
その意味で、私は事例Ⅳが合格への最短ルートだと考えています。
もし学習時間の配分に悩んでいるのであれば、まずは事例Ⅳを徹底的に鍛えることをおすすめします。



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