中小企業診断士の独学の息抜きに経済小説をおすすめする理由|池井戸潤・山崎豊子から経営を学ぶ

はじめに

中小企業診断士の独学は長期戦です。

一般的に800〜1,000時間程度の学習が必要と言われており、

  • 財務会計
  • 経済学
  • 運営管理
  • 二次試験対策

などを継続して勉強する必要があります。

私自身も中小企業診断士を独学に近い形で学習していましたが、勉強を続けているとどうしても疲れる時期がありました。

そんな時におすすめしたいのが経済小説です。

もちろん経済小説を読むだけで中小企業診断士に合格できるわけではありません。

しかし、息抜きをしながら経営や企業活動に触れられるため、モチベーション維持には非常に役立ちました。

今回は、中小企業診断士の独学の息抜きとして経済小説をおすすめする理由を紹介します。


経済小説を読むメリット

様々な業界や業態を疑似体験できる

中小企業診断士の勉強では、

  • 製造業
  • 小売業
  • サービス業
  • 金融業

など幅広い業種を扱います。

しかし、会社員として働いていると自分の業界しか知る機会がありません。

経済小説では、

  • 銀行
  • 商社
  • メーカー
  • 官公庁
  • 投資ファンド

など様々な業界を体験できます。

特に二次試験では多様な業種の事例企業が出題されるため、業界の雰囲気を知ることは決して無駄ではありません。


経営者視点を学べる

中小企業診断士の独学では、どうしても知識の暗記が中心になります。

一方で経済小説では、

  • なぜその意思決定をしたのか
  • なぜ失敗したのか
  • なぜ企業が成長したのか

というストーリーを追体験できます。

経営戦略や組織論をより具体的に理解できるのが大きな魅力です。


勉強のモチベーション維持になる

正直なところ、財務会計の計算問題ばかり解いていると疲れます。

そんな時に経済小説を読むと、

「企業経営って面白いな」

という原点を思い出すことができます。

中小企業診断士の独学を継続するための息抜きとしては非常におすすめです。


経済小説を読むデメリット

読んだだけで学んだ気になりやすい

これは私自身が感じたことです。

経済小説を読むと、

  • 経営戦略
  • M&A
  • 企業再生

などの話がたくさん出てきます。

そのため、

「経営を理解した気になる」

ことがあります。

しかし実際には、知識として定着しているわけではありません。

中小企業診断士の試験対策として考えると、参考書や問題演習の代わりにはなりません。


フィクションであることを忘れてはいけない

多くの経済小説はエンターテインメント作品です。

そのため、

  • カリスマ経営者
  • 劇的な企業再生
  • 奇跡的な逆転劇

などが描かれます。

実際の経営はもっと地味で泥臭いものです。

読後は学んだ気持ちになりますが、あくまで息抜きや業界研究程度に考えるのが良いと思います。


私が経済小説から得られたこと

私が経済小説を読んで最も良かったと感じたのは、

様々な業界の経営を疑似体験できたこと

です。

製造業で働いていると、

  • 銀行
  • 商社
  • 投資ファンド

の考え方を知る機会はほとんどありません。

しかし経済小説を通じて、

「こんな視点で企業を見ているのか」

という発見が多くありました。

特に中小企業診断士の二次試験では、様々な業種の事例が出題されます。

その意味でも業界理解を広げる効果はあったと感じています。


中小企業診断士の独学におすすめの経済小説

池井戸潤『半沢直樹シリーズ』

銀行を舞台にした企業小説の代表作です。

組織論や企業再生、金融機関の考え方を学べます。

読みやすく、中小企業診断士の独学中でも気軽に読める作品です。


池井戸潤『ハヤブサ消防団』

経済小説ではありませんが、地方創生や地域経済という視点で非常に面白い作品です。

地域活性化に興味がある診断士受験生にはおすすめです。


真山仁『ハゲタカ』

企業買収や事業再生をテーマにした名作です。

企業価値や経営戦略について考えさせられます。


山崎豊子『不毛地帯』

商社を舞台にした超大作です。

組織論、海外ビジネス、交渉など多くの学びがあります。

中小企業診断士の独学中に読むと、企業経営のスケール感に圧倒されます。


山崎豊子『華麗なる一族』

銀行経営や企業統治を描いた名作です。

財務やガバナンスに興味がある人におすすめです。

作品名著者学べることAmazonリンク
半沢直樹シリーズ(オレたちバブル入行組)池井戸潤銀行業界、企業再生、組織論https://www.amazon.co.jp/s?k=オレたちバブル入行組
シャイロックの子供たち池井戸潤金融機関の実態、不祥事対応https://www.amazon.co.jp/s?k=シャイロックの子供たち
ハゲタカ真山仁M&A、企業価値、事業再生https://www.amazon.co.jp/s?k=ハゲタカ+真山仁
金融腐蝕列島高杉良不良債権問題、金融行政https://www.amazon.co.jp/s?k=金融腐蝕列島
不毛地帯山崎豊子商社経営、海外ビジネス、交渉https://www.amazon.co.jp/s?k=不毛地帯+山崎豊子
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華麗なる一族山崎豊子銀行経営、ガバナンス、企業統治https://www.amazon.co.jp/s?k=華麗なる一族+山崎豊子
沈まぬ太陽山崎豊子組織論、企業不祥事、ガバナンスhttps://www.amazon.co.jp/s?k=沈まぬ太陽+山崎豊子

まとめ

中小企業診断士の独学は長期間に及ぶため、適度な息抜きも重要です。

経済小説は、

  • 様々な業界を体験できる
  • 経営者視点を学べる
  • 勉強のモチベーション維持になる

というメリットがあります。

一方で、

  • 読んだだけで理解した気になる
  • フィクション要素が強い

というデメリットもあります。

そのため、中小企業診断士の試験勉強としてではなく、

「経営を楽しみながら学ぶ息抜き」

として活用するのがおすすめです。

私自身、池井戸潤や山崎豊子の作品を通じて、多くの業界や企業の考え方に触れることができました。

もし中小企業診断士の独学に疲れているのであれば、たまには経済小説を手に取ってみてはいかがでしょうか。

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