はじめに
2025年、私は中小企業診断士試験に合格しました。
現在は製造業で働きながら海外赴任を経験し、一級建築士の資格も保有しています。
周囲からは、
「なぜ建築士なのに中小企業診断士を取得したの?」
と聞かれることがあります。
この記事では、
- 中小企業診断士を目指したきっかけ
- 一次試験・二次試験の勉強法
- 合格後の実務従事
- 今後の目標
について、自身の経験を振り返りながらまとめたいと思います。
中小企業診断士に興味を持ったきっかけ
経営者への憧れとビジネスへの興味
もともと私は経営者という存在に強い憧れがありました。
学生時代からビジネスや経営に興味があり、有名なビジネス書や経営書を数多く読んできました。
経営戦略。
マーケティング。
財務。
組織論。
さまざまな知識に触れる中で、「会社を経営する」ということに強い魅力を感じていました。
ビジネス書だけでは体系的に学べなかった
一方で、ビジネス書を読めば読むほど疑問も増えていきました。
それぞれの本では理解できる。
しかし全体像が見えない。
知識が断片的で、
「結局何から勉強すれば良いのか」
「経営を体系的に学ぶにはどうすれば良いのか」
がわかりませんでした。
そんな時に知ったのが中小企業診断士です。
中小企業診断士との出会い
中小企業診断士は、
- 経営戦略
- マーケティング
- 財務会計
- 生産管理
- 組織論
などを体系的に学べる資格です。
「これだ」
と思いました。
今まで点だった知識を線でつなげられる。
そう感じたことが受験のきっかけでした。
一次試験の勉強
Studyingを選んだ理由
勉強を始めてまず感じたのは、
「範囲が広すぎる」
ということでした。
7科目を働きながら勉強することに大きな不安がありました。
さらに当時は長期出張も多く、決まった場所で勉強することが難しい状況でした。
そこで選んだのがStudyingです。
スマホやタブレットだけで学習できるため、移動時間や出張先でも効率よく勉強できました。
一次試験の勉強が面白かった理由
勉強を始めると想像以上に面白いことに気付きました。
今まで読んできたビジネス書の知識がつながっていくのです。
マーケティングで学んだこと。
経営戦略で学んだこと。
財務で学んだこと。
それぞれが独立した知識ではなく、一つの経営というテーマで結びついていきました。
点と点が線になる感覚。
これが非常に楽しかったです。
勉強時間の確保
最も苦労したのは勉強時間の確保でした。
平日は、
- 昼休み
- 移動時間
- 仕事終わり
を活用しました。
休日は6時間以上勉強することも珍しくありませんでした。
私が実践した学習方法
7科目もあると飽きることがあります。
私は無理に同じ科目を続けませんでした。
財務に飽きたら経営法務。
経営法務に飽きたら企業経営理論。
このように科目を切り替えながら学習を継続しました。
結果として一次試験は平均65点以上で突破することができました。
二次試験の勉強
勉強方法が全くわからなかった
正直に言うと、二次試験は一次試験より何倍も苦労しました。
そもそも何を勉強すれば良いのかわからないのです。
知識を覚えれば解ける試験ではありません。
資格試験において勉強戦略は非常に重要です。
「ふぞろいな合格答案」を徹底活用
私は「ふぞろいな合格答案」を複数年分購入しました。
特に勉強法に関するコラムは非常に参考になりました。
合格者がどのように考えているのか。
どのように学習しているのか。
試験対策以上に価値があったと思います。
パソコン中心の独自勉強法
私が他の受験生と大きく違ったのは学習スタイルです。
できる限りパソコンを活用しました。
PDF上で与件文に線を引く。
回答はExcelで作成する。
この方法により問題演習の時間を大幅に短縮できました。
時間短縮よりも思考法の理解を重視
短縮できた時間は、
- 回答分析
- 思考プロセスの理解
- 模範解答との比較
に充てました。
ふぞろいの答案例も暗記するレベルで読み込みました。
事例Ⅳに集中する戦略
途中から戦略変更も行いました。
事例Ⅰ〜Ⅲを続けても得点が伸びる感覚がなかったためです。
そこで事例Ⅳに集中しました。
私は日商簿記2級を保有していたため、比較的有利なスタートラインにいました。
この強みを活かす戦略です。
結果として事例Ⅳは70点以上を獲得し、合格に大きく貢献しました。
本番で感じた不安
本番では事例Ⅰ〜Ⅲが30分以上余りました。
あまりにも早く解き終わったため、
「回答が浅いのではないか」
と逆に不安になりました。
しかし結果としては総合点で合格ラインを突破することができました。
口述試験
想定問答集を繰り返し学習
口述試験対策では、専門学校が無料公開している想定問答集を活用しました。
何度も繰り返し音読し、本番に備えました。
コンサルタントの難しさを実感
文章で読むと理解できることも、口頭で説明するのは別問題です。
試験官から質問されると想像以上に緊張しました。
今まで経営コンサルティングに関わったことがなかったため、
「コンサルタントはこんなに難しいのか」
と初めて実感しました。
出来は決して良くありませんでしたが、無事に合格することができました。
合格発表
合格を知った瞬間は素直に嬉しかったです。
もちろん資格取得そのものも嬉しかったですが、それ以上に努力が形になったことに達成感がありました。
一方で、
「ここからが本当のスタートだな」
とも感じました。
知識を身につけただけでは価値は生み出せません。
実際に企業支援ができて初めて意味があると考えています。
実務従事
海外赴任中だったため実務従事を選択
多くの方は実務補習を選択します。
しかし私は海外赴任中だったため、オンラインで実務従事を行いました。
飲食店の経営分析と出店提案
担当したのは飲食店の経営分析と2号店出店提案です。
飲食業界の知識はほとんどありませんでした。
そのため、
- 商圏分析
- 競合分析
- 多店舗展開
- 経営指標分析
について多くの本を読みながら学習しました。
実務従事を通じて学んだこと
実際に経営者と向き合う中で感じたことがあります。
それは、
「売上向上への期待が非常に大きい」
ということです。
財務分析も大切です。
しかし経営者が本当に求めているのは、
「どうすればお客様が増えるのか」
という視点でした。
この経験は非常に大きな学びになりました。
今後の目標
私の強み
私には、
- 一級建築士
- 英語力
- 海外赴任経験
- 製造業での実務経験
があります。
Webマーケティングを学ぶ理由
実務従事を通じて感じたのは、売上向上へのニーズの大きさです。
そのため現在はWebマーケティングも学んでいます。
目指す中小企業診断士像
私が目指すのは、
売上向上
設備投資
海外展開
コスト低減
まで一貫して支援できる中小企業診断士です。
まずは小さな案件から経験を積み重ねていく予定です。
そして、自分ならではの専門性を活かしながら企業の成長に貢献していきたいと考えています。
まとめ
中小企業診断士は、私にとって単なる資格取得ではありませんでした。
経営を体系的に学び、物事を見る視点そのものを変えてくれた資格です。
もし今、
「経営を学びたい」
「キャリアの幅を広げたい」
と考えている方がいれば、中小企業診断士は非常におすすめできる資格です。
勉強は決して簡単ではありません。
しかし、その過程で得られる学びは資格以上の価値があると私は感じています。



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