はじめに
「中小企業診断士はやめとけ」
「中小企業診断士は意味ない」
インターネットで検索すると、このような意見を見かけることがあります。
確かに中小企業診断士は合格までに多くの勉強時間が必要で、取得しただけで年収が上がる資格でもありません。
一方で、私は20代で中小企業診断士を取得したことで、会社や仕事を見る視点が大きく変わりました。
この記事では、中小企業診断士を20代で取得するメリット・デメリットと、実際に取得して感じた価値についてお話しします。
中小企業診断士の年齢層|20代は少数派
一般社団法人中小企業診断協会の統計によると、登録診断士の中心は40代〜60代です。
診断士全体のうち、
- 20代:約1〜2%
- 30代:約10%
- 40代:約25%
- 50代:約35%
- 60代以上:約30%
程度となっています。
つまり、20代の中小企業診断士は非常に少数です。
実際に研究会や協会活動へ参加しても、20代の診断士はほとんど見かけません。
20代で中小企業診断士を取得するメリット
希少価値が高い
20代の中小企業診断士は非常に少ないため、それだけで覚えてもらいやすくなります。
実際、
- 社内での評価
- 診断士コミュニティ
- 研究会
などでも若手診断士は目立ちます。
もちろん若いだけで仕事がもらえるわけではありません。
しかし、「20代で中小企業診断士を取得している」という事実は一定の差別化になります。
経営を俯瞰する視点が身につく
私が最も大きなメリットだと感じたのはここです。
上場企業では業務が細分化されています。
営業、人事、経理、生産管理、開発など、それぞれが専門化されているため、自部署以外の業務を深く理解する機会は多くありません。
中小企業診断士では、
- 財務会計
- マーケティング
- 経営戦略
- 組織論
- 生産管理
を体系的に学びます。
その結果、自分の仕事だけでなく会社全体を俯瞰して考えられるようになります。
キャリアの選択肢を広げられる
20代は今後のキャリアを考える重要な時期です。
私は、
「今の仕事を続けるべきか」
「将来どのような仕事をしたいのか」
を考えるために中小企業診断士を勉強しました。
経営全般を学ぶことで、
- 人事
- 財務
- マーケティング
- 経営企画
など様々な分野を知ることができます。
結果として、自分の興味や適性を把握しやすくなります。
20代で中小企業診断士を取得するデメリット
勉強時間が必要
中小企業診断士の合格には一般的に800〜1,000時間程度の学習が必要と言われています。
20代は仕事やプライベートも忙しく、継続して勉強時間を確保する必要があります。
資格だけでは仕事にならない
「中小企業診断士は意味ない」
と言われる理由の一つがこれです。
実際、中小企業診断士に合格しただけで独立できるわけではありません。
企業が求めるのは資格ではなく、
- 専門性
- 実績
- 課題解決能力
です。
そのため資格取得後も継続的な学習が必要になります。
私が中小企業診断士を目指した理由
私が中小企業診断士を目指した理由は、経営的な視点を身につけたかったからです。
上場企業では業務が専門化されており、自分の担当領域以外を知る機会は限られています。
また、働いていて気付いたことがあります。
それは、
40代以上のベテラン社員であっても、他部署の役割を十分理解している人は意外と少ない
ということです。
会社では、
「営業は現場を分かっていない」
「人事は何も知らない」
といった不満を耳にすることがあります。
しかし実際には、お互いの役割を理解していないだけの場合も少なくありません。
だからこそ、一度体系的に経営を学びたいと思い、中小企業診断士に挑戦しました。
合格後に感じたこと
合格後に感じた最大の変化は、
一段高い視点で会社を見ることができるようになったこと
です。
以前は目の前の業務だけを考えていました。
しかし今では、
- なぜこの施策を行うのか
- 財務的にどのような影響があるのか
- 人事や営業へどのような影響があるのか
まで考えるようになりました。
中小企業診断士は意味ないと言われることがあります。
しかし私自身は、経営に関する新しい視点を得られたことだけでも十分価値があったと感じています。
中小企業診断士はやめとけ?意味ない?
私の結論は、
20代だからこそ中小企業診断士を勉強する価値がある
です。
もちろん、
- 勉強時間が必要
- 資格だけでは稼げない
- 独立できる保証はない
というデメリットもあります。
そのため、「副業で簡単に稼ぎたい」という人には向いていません。
一方で、
- 経営を学びたい
- キャリアの選択肢を増やしたい
- 会社を俯瞰する視点を持ちたい
という人には非常におすすめできます。
今後の課題
私自身、今後の課題は明確です。
それは、
年齢を超えて信頼される専門性を身につけること
です。
20代の中小企業診断士は希少価値があります。
しかし、その価値は年齢を重ねれば自然となくなります。
今後は、
- SEO
- Webマーケティング
- 財務分析
- 事業計画策定
などの専門性を高め、
「若い診断士」
ではなく、
「この人に相談したい診断士」
になれるよう成長していきたいと思います。
まとめ
中小企業診断士を20代で取得することには、
- 希少価値が高い
- 経営を俯瞰できる
- キャリアの選択肢が広がる
という大きなメリットがあります。
一方で、
- 勉強時間が必要
- 資格だけでは仕事にならない
というデメリットもあります。
それでも私は、20代で中小企業診断士を取得したことは非常に価値のある投資だったと感じています。
もし「中小企業診断士はやめとけ」「中小企業診断士は意味ない」という意見を見て迷っているのであれば、一度キャリア形成という視点から考えてみることをおすすめします。


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