まずは今回紹介する書籍です。

中小企業診断士の学習をしていると、経営戦略や組織論、マーケティングなど幅広い知識を学びます。しかし、試験勉強だけではどうしても「問題を解くための知識」になりがちです。
そんな中で私が読んで非常に良かったのが『経営戦略全史』と『ビジネスモデル全史』です。
どちらも500ページを超える大作ですが、経営理論やビジネスモデルの歴史を物語のように学ぶことができ、中小企業診断士の知識をより深く理解することができました。
今回は『経営戦略全史』『ビジネスモデル全史』の感想とおすすめポイントを紹介します。
本の概要
『経営戦略全史』とは?
『経営戦略全史』は、経営戦略論の歴史を時系列で解説した一冊です。
ドラッカー、チャンドラー、アンゾフ、ポーター、ハメルなど、多くの経営学者がどのような課題意識を持ち、どのように理論を発展させてきたのかを学ぶことができます。
単なる理論解説ではなく、「なぜその理論が生まれたのか」という背景まで理解できるため、経営戦略を体系的に学ぶことができます。
『ビジネスモデル全史』とは?
『ビジネスモデル全史』は、企業がどのように価値を生み出し、お金を稼ぐ仕組みを進化させてきたのかを解説した一冊です。
製造業の時代からIT企業、プラットフォーム企業まで、時代ごとのビジネスモデルの変遷を学ぶことができます。
『経営戦略全史』と合わせて読むことで、戦略とビジネスモデルの両面から企業経営を理解できるようになります。
感想① 中小企業診断士の知識が線でつながる
中小企業診断士試験では、
- 競争戦略
- SWOT分析
- バリューチェーン
- コアコンピタンス
- イノベーション
など多くの理論を学習します。
私自身、『経営戦略全史』や『ビジネスモデル全史』を読んで感じたのは、「知っている知識が多い」ということでした。
一方で、それらの知識は試験勉強を通じて学んだため、
「問題が出たら答えられる」
レベルの理解にとどまっていたように思います。
『経営戦略全史』を読むことで、
- なぜその理論が生まれたのか
- 前の理論との違いは何か
- どのように発展してきたのか
が理解できるようになります。
点だった知識が線でつながる感覚を味わえるのが、この本の最大の魅力です。
感想② 歴史から学ぶことで知識に奥行きが生まれる
『経営戦略全史』と『ビジネスモデル全史』を読んで特に良かったのは、歴史を通じて学べることです。
資格試験では理論そのものを学びますが、その理論が生まれた背景までは深く学ぶ機会がありません。
しかし実際には、
- 大量生産の時代
- グローバル競争の時代
- IT革命の時代
など、時代ごとの課題に応じて経営理論やビジネスモデルは進化してきました。
その流れを理解することで、単なる暗記ではなく本質的な理解につながります。
私自身、中小企業診断士の学習内容がより立体的に見えるようになりました。
感想③ 500ページ超でも驚くほど読みやすい
『経営戦略全史』も『ビジネスモデル全史』も500ページを超えるため、最初は読むのを躊躇しました。
しかし実際に読んでみると驚くほど読みやすいです。
学術書のような堅苦しさはなく、歴史物語を読んでいるような感覚で読み進めることができます。
経営学者たちの考え方や時代背景がストーリーとして描かれているため、ページ数の割にスムーズに読めました。
むしろ読み始めると続きが気になり、想像以上のスピードで読み終えることができました。
中小企業診断士へのおすすめの読み方
私は『経営戦略全史』『ビジネスモデル全史』を試験対策本として読む必要はないと思っています。
もちろん知識の補強にはなりますが、試験勉強の効率を考えると優先順位は高くありません。
それよりも、
- 通勤時間
- 隙間時間
- 勉強の息抜き
- 試験合格後
に読むことをおすすめします。
特に中小企業診断士の学習で得た知識を定着させるための読書として非常に有効です。
こんな人におすすめ
中小企業診断士受験生
学習した知識を体系的に理解したい方におすすめです。
中小企業診断士合格者
実務やコンサルティングに活かせる深い理解を得ることができます。
経営戦略を学びたいビジネスパーソン
経営戦略やビジネスモデルの歴史を楽しく学びたい方に最適です。
まとめ
『経営戦略全史』と『ビジネスモデル全史』は、中小企業診断士の学習内容をより深く理解するための名著です。
試験勉強だけではどうしても知識が断片的になりがちですが、『経営戦略全史』『ビジネスモデル全史』を読むことで、それぞれの理論や考え方がどのように生まれ、発展してきたのかを学ぶことができます。
私自身、中小企業診断士の勉強で得た知識が整理され、より深く理解できるようになりました。
中小企業診断士受験生はもちろん、経営戦略やビジネスモデルに興味がある方にもぜひ読んでほしい一冊です。
500ページを超えるボリュームに最初は圧倒されるかもしれませんが、読み始めればその面白さに引き込まれるはずです。



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