本の概要
『戦略参謀』『経営参謀』は、元マッキンゼーの経営コンサルタントである稲田将人氏による経営小説です。
主人公の高山昇は、大手紳士服チェーンの営業担当から経営企画部門へ異動し、企業改革に携わることになります。
『戦略参謀』では組織改革や経営戦略の立案、『経営参謀』では事業再生や企業変革をテーマに、主人公が経営の現場で成長していく姿が描かれています。
経営戦略やマーケティング、組織改革といった知識を学べることはもちろんですが、この作品の最大の魅力は「仕事への向き合い方」にあると感じています。
そのため、中小企業診断士や経営コンサルタントを目指している人だけでなく、自分自身を成長させたいすべての社会人におすすめしたい作品です。
『戦略参謀』『経営参謀』が中小企業診断士・経営コンサルタントにおすすめな理由
中小企業診断士や経営コンサルタントというと、
経営戦略
マーケティング
財務分析
問題解決
といった知識や思考法に注目しがちです。
もちろんそれらは重要です。
しかし実際に企業を支援する立場になると、それ以上に重要なものがあります。
それは仕事に対する姿勢です。
どれだけ優れた知識を持っていても、
現場に向き合わない。
課題から逃げる。
改善を継続しない。
こうした状態では成果は出ません。
本作品では、知識やテクニックではなく、成果を出す人の姿勢や覚悟が描かれています。
だからこそ中小企業診断士や経営コンサルタントを目指す人に強くおすすめしたい作品です。
「正善されど正怠惰なり」が心に残った理由
私がこの作品を読んで最も印象に残った言葉があります。
それが、
「正善されど正怠惰なり」
です。
私はこの言葉を、自分のキャリアの中でも大切にしたい言葉の一つだと思っています。
この言葉は、自分自身の弱さに対する強烈な問いかけです。
今、自分は本当に努力できているのか。
目標に向かって全力で取り組めているのか。
頑張っているつもりになっていないか。
知らず知らずのうちに怠惰になっていないか。
この言葉を読むたびに、自分自身へ問いかけたくなります。
成功する人は怠惰を乗り越えている
世の中で成功している人たちを見ると、共通点があります。
トップアスリート。
優れた経営者。
独立して活躍している中小企業診断士。
成果を出し続ける経営コンサルタント。
彼らは特別な才能だけで成功しているわけではありません。
誰しも楽をしたい気持ちはあります。
面倒なことから逃げたい気持ちもあります。
しかし、その怠惰を乗り越えて行動し続けています。
勉強を続ける。
挑戦を続ける。
改善を続ける。
当たり前のことを継続する。
それができる人が結果を出しているのだと思います。
本作品は、その当たり前だけれど難しいことを改めて教えてくれます。
資格勉強にも通じる考え方
この考え方は資格勉強にもそのまま当てはまります。
中小企業診断士。
一級建築士。
英語学習。
どの分野でも同じです。
できなかった問題を見て、
「暗記不足だった」
で終わらせることは簡単です。
しかし本当にそうでしょうか。
なぜ理解できていなかったのか。
なぜ復習しなかったのか。
なぜ勉強時間を確保できなかったのか。
深く考えていくと、多くの改善点が見えてきます。
私自身も資格勉強を通じて感じるのは、成長する人ほど自分に厳しいということです。
本作品を読んで、その大切さを改めて認識しました。
私が今まで読んだ本の中でも特におすすめしたい理由
私はこれまで多くのビジネス書や小説を読んできました。
経営戦略を学べる本。
マーケティングを学べる本。
問題解決を学べる本。
どれも素晴らしい本です。
しかし、『戦略参謀』『経営参謀』はそれらとは少し違います。
知識を与えてくれる本ではなく、自分自身を見つめ直させてくれる本です。
仕事への向き合い方。
努力する意味。
成長するための姿勢。
そうした本質的なテーマについて考えさせられます。
今まで読んできた本の中でも、間違いなく最もおすすめしたい作品の一つです。
おすすめ度
★★★★★(5/5)
こんな人におすすめ
・中小企業診断士受験生
・独立を目指す中小企業診断士
・経営コンサルタントを目指す人
・経営者
・管理職
・資格勉強をしている人
・仕事への向き合い方を見直したい人
・成長し続けたい人
『戦略参謀』『経営参謀』は経営小説でありながら、自分自身の弱さと向き合うための小説でもあります。中小企業診断士や経営コンサルタントを目指す人はもちろん、成長したいすべての社会人におすすめしたい一冊です。



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